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平成26年度(7)  前田綾子① 10:00~13:00 シンプルで、楽しくて、赤ちゃんの育ちに役立つことを体験しよう(会場:みんなの木保育園)

(7) 10/13(祝)  前田綾子① 10:00~13:00
シンプルで、楽しくて、赤ちゃんの育ちに役立つことを体験しよう(会場:みんなの木保育園)

10月13日の第7、8回めの講座は
台風のため、 場所をつどいの広場りぼんに変更して
開催されました。

第7回め、10月13日10:00~13:00は
赤ちゃんの育ちに役だつ体験として

月齢の異なる赤ちゃんつれのママに参加していただき、
前田綾子先生がくさぶえ保育園で実際にされてらっしゃる
斉藤公子先生の保育理論の実践を それぞれの赤ちゃんの
状況にあわせてやってみせて頂きました。

まずは5か月の赤ちゃと
目をあわせるようにして抱っこしている前田先生

首が座る頃までに、赤ちゃんにむき癖がないかどうか
(得意なほうしかむかない、苦手な方向は見ない)
両手を体の真ん中であわせるしぐさをしているかどうかを
見ていくことが大切。

  赤ちゃんの太ももやおしりの左右を見比べてみると
  きき足のほうが太いとか、
 おしりの大きさも左右で違うとか
  ほんとに体にはっきりでているのにびっくり。

基本のリズムである金魚、どんぐり、両生類ハイハイなど
おむつをしていると動きにくいので
実践するさいには、布パンツにはきかえてするのだそう。

むきぐせがでている場合は、
うつぶせにして、おへその裏側(命門)あたりを
ゆらゆらゆする金魚運動をしてあげながら、
苦手な方向にも目がついていくように
おもちゃを見せるとか。
バスタオルをくるくる巻いて胸の下にかませて
うつぶせにして、 金魚運動しているところ。

1才くらいまでしっかりハイハイし、
つかまり立ちしないようにするために
金魚運動で腰をゆらゆらしておくと
腰に力がはいりにくくなるのだそう。

赤ちゃんでも背中や腰が緊張して堅くなっていたり、
上手に力がぬけないと、
けがをしやすくなることがあったり、
眠りが浅くなったりするので
体の力がぬけるように
いろんな姿勢や動きで刺激し、
赤ちゃんの体にふれてなでなでしてあげることが大事。

前田先生の両足の上に赤ちゃんを寝そべらして
体をゆらしているところ、
「おふねはぎっちらこ」の歌を
参加されてる保育士さんが歌いだすと、
赤ちゃんが次第にリラックスしてたらんとしてきてました。

赤ちゃんによっては、内側にちぢむ力が強くて
胸が開きにくいお子さんとかもあるようで、
慣れない姿勢に大泣きしてたお子さんもありました。

そういったそれぞれのお子さんの状況に応じて、
「こういう運動をしておくといいですよ」と
具体的なアドバイスもありました。

さらにいろいろな月齢の赤ちゃんの状況におうじて
10か月までに立って歩きそうな赤ちゃんの場合、
「どんな工夫をしたらいいですか?」と
参加されてる保育士さんに問いかけ。

ふとんの山を作って斜面をハイハイさせるとか
急な坂道とか脚元が不安定な場所につれていって
ハイハイしないと動けないような機会をつくるとか
いろいろやり方を工夫していくのが大切。

13:00に前半が終わり、お子さんつれのママは
お帰りいただいて(この時はまだ台風の影響は少なかった)
ランチタイムとなりました。

 正直なところ、斉藤公子先生の保育については
  ほとんど知らないまま参加したので、
  整体の施術なみの体の観察や運動があることに
 あらためてびっくりしました。
 日本にもこんな奥の深い保育実践をされてた方があったとは。